全大教 第32回中国四国地区教職員研究集会開催

2022年6月18日(土),第32回中国四国地区教職員研究集会がオンラインで開催されました。主催は,徳島大学が担当しました。9単組の参加と1単組のオブザーバー参加があり,参加者数は25名でした。

講演は,講師に全大教中央執行委員長である静岡大学人文社会科学部教授の鳥畑与一さんを迎え,「これまでの全大教,これからの全大教 ~全大教の存在意義はなにか~」をテーマにご講演いただきました。1989年に日教組から独立した全大教の歴史的経緯,大学ファンドや大量雇い止めに対する最近のとりくみ,きびしい財政状況のなかで組織運営の見直しを図っていることなどのお話がありました。全大教では,文科省会見,財務省会見など,国に単組からの意見や要求をまとめ伝えていることを精力的に行っており,最近では記者会見がマスコミに取り上げられるなどの成果があがっているとのことでした。質疑では,全大教の意義を各単組の組合員にどうやって伝えていくかについて意見交換がなされました。

単組から6本のレポート報告があり,それぞれのレポートついて発表と意見交換を行いました。岡山大学と愛媛大学からは,それぞれの大学での人事課との交流が報告されました。団体交渉以前の大学とのやりとりの方法について意見交換なされました。徳島大学からは,「民間企業出身者が見た大学と組合」と題し,民間企業勤めの長かった1組合員から見た,企業化する大学の姿を考察する報告がありました。企業での組合活動の様子の報告もあり興味深い内容でした。山口大と島根大と高知大学からは,最近の取り組みについて報告がありました。