「岡山大学共創プロポーザル」発表

岡山大学共創プロポーザルは、職員組合連合体による調査(教職員からのアイディア募集および部局長ヒアリング)を素材として大学執行部との相互検討を通じて、本学がより良くなるアイディアを集積しておくためのものです。

労働組合は経営陣と対峙して交渉・要求するだけではなく、より良い職場をともに創っていくための共創というアプローチを持つべきだと考えます。岡山大学共創プロポーザルがこれからの大学経営の知的資産のひとつとして有効活用されれば、職員組合の存在価値も高いものになっていくと思います。

オール岡大でより良い大学を創っていきましょう!

【働き続けたい大学づくり】

教職員がひとりも取り残されることなく「働き続けたい」と思える大学づくりは、すべての構成員にとって最重要なテーマです。働き続けたいと思って頂くために、働き方に関わる制度やシステムの改善と働きやすい環境づくりについて、以下のことを提案します。

働き方に関わる制度・システム

  • 各部局や大学全体に対して「同じ船に乗っている」という意識を醸成する
  • 「ローカル・ファミリーの文化」(研究室など)と「全学・部局全体の文化」を両立する
  • ワークライフバランスが取れ、やりがいと成果を高いレベルで両立できる働き方を実現する
  • フレックスタイム勤務や在宅勤務など、多様な働き方を選択できるようにする
  • 管理運営の業務量を適正化し、役職・要職に就くことへの意識の壁を取り払う
    ・部局長の業務総量の管理(量的な配分や評価など)ができるようにする
    ・副学部長が各種委員等になる「充て職」を柔軟にする
  • 教職員同士が支え合えるプラットホーム(オンライン・ワークスペース)を設置する
    ・PCやICTに関して気軽に問い合わせられるDXプロフェッショナル人材を配置する
    ・全学として広報プロフェッショナル人材を登用し、各部局のサポート体制を構築する
    ・学内業務のマッチングアプリを作り業務支援を円滑化する
    ・会計や契約業務に詳しい人に業者との対応業務を割り振る
  • 事務職員の兼業できる幅を拡げ、組織内の多様性を高める
  • 人事評価を見える化する
  • 放送大学や大学院を職員研修に活用する
  • 人事協議(5年を超えない契約)を簡略化して欠員期間を短くする

働くための環境

  • 子育て支援を充実させる
  • 地域に開かれた大学づくりを進める(カフェや休憩スペース、ドッグランなどを設置・開放する)
  • 教職員や学生が偶然に出会え、気軽に交われる憩いと交流のスペースを設置する
  • 自転車が停めやすい駐輪場(屋根・照明など)を設けて自家用車通勤とCO2排出を削減する
  • 資産運用のセミナーを開催する

【成果を上げる大学運営】

教育、研究、社会との価値共創といった大学の社会的役割を果たそうと、すべての教職員の皆様が日々奮闘されています。その中からたくさんの改善アイディアが生まれています。それらを下記の通り提案します。

教育・研究

  • 社会や外部組織と連携・協働して学生教育を行うための教育的ネットワークを構築する
  • 岡山県の幼・小・中・高の教育と岡山大学の教育との間で人材育成の方向性を共有する
  • 可動式の机と椅子のある教室を増やし、対話型授業を推進する
  • 博士課程院生が安心して研究できる指導体制を整え、気軽に相談できる窓口をつくる
  • 研究/教育/管理運営/社会連携という教員の能力・キャラクターに合わせた評価を実現する

DX

  • ICTプラットホームを今まで以上に統一する
    (Teams,Zoom,moodleなど多様化している)
  • 休暇・出退勤管理を自動化したり、オンラインシステムで行ったりする
  • 入学金、授業料、旅費などにカード決済を導入する

施設の有効活用

  • 学外のイベントに大学内の敷地を積極的に貸し出す
    (地域に開かれた大学づくりと関連)
  • 病院の一角を企業へ展示スペースとして有料で貸し出す
  • 施設のネーミングライツ付与を拡大する

国際化

  • 留学生や海外研究者の募集を強化する
    (JREC-INへのアクセスを待つのではなくアプローチする)
  • 海外研究者の招聘に関わる手続

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